新型コロナウイルス第二波に備えて
新型コロナウイルス感染症を防ぐことは、これまで言われている対策を行い続けることが重要と考えますが、新型コロナウイルス感染症に似た症状を呈する病気にならないようにすることも重要です。
今の時期にできる対策方法として、肺炎球菌ワクチンを受けておくことが考えられます。肺炎球菌ワクチンは名前の通り、肺炎球菌による肺炎を予防するワクチンです。肺炎球菌は、肺炎の原因菌1番です。この肺炎原因1番菌をワクチンで抑え込むことで、流行時に発熱、呼吸困難といった新型コロナウイルス肺炎に似た症状を出さずに済ませられる可能性があります。65歳以上で、この肺炎球菌肺炎にかかる可能性が上昇するため、65歳以上の方は積極的にワクチン接種を受けていただきたいと思います。
また、たばこが原因の慢性閉塞性肺疾患にり患している方は、それ以下の年齢でもワクチンを受けていただいた方がよいと考えます。
他に、高血圧症や糖尿病のある方は、血糖、血圧のコントロールをしっかり行い免疫機能の低下を防ぐようにしましょう。
さらに10月以降には、インフルエンザの予防接種を受けることで、新型コロナウイルス感染症に似た症状を出さないようにすることも重要と考えます。
一つ一つできることから新型コロナウイルス対策を行っていきましょう。