こんにちは。管理栄養士の津留です。

新型コロナウイルスの感染拡大で、普段と違う暮らしが長引くなか、生活習慣が乱れ食事時間が不規則になったり、間食やお酒をとり過ぎていませんか？免疫力を高めてウイルスにかかりにくい体を作るためには、適切な栄養バランスをとることが大切です。

では、栄養バランスの良い食事を3食しっかりとるためには、どんな点に気を付けたらいいのでしょうか。

 

ポイント①

主食・主菜・副菜をそろえる

主食：ご飯、パン、麺類など、主にエネルギー源になる料理。

主菜：肉、魚、卵、大豆製品などを使った主にタンパク質を多く含む料理。

副菜：野菜、きのこ、海藻などを使ったビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含む料理。

それら3つを1食にそろえると、栄養バランスの良い食事に近づきます。さらに、乳製品、果物を1日のどこかで加えることで、必要な栄養素がまんべんなくとれます。

食べ過ぎたもの、食べなかったものを次の食事、翌日の食事で調整することを意識するのもお勧めです。

 

ポイント②

1日の食事時間を決め体重を量る

家で過ごす時間が長く、体を動かすことが減ったり、食事を好きな時間に好きなだけ食べていれば、体重が増えます。毎日時間を決めて食事をとり、体重を量ることで、食べ過ぎを防ぐことができます。

 

ポイント③

間食のとり方

間食は生活の中の楽しみの1つだけでなく、3食だけでは不足しやすい栄養素を補給する役割もありますが、食べ過ぎは肥満につながります。「いつ」「何を」「どれだけ」食べるかを決めてとりましょう。

 

ポイント④

お酒の飲み方

お酒の量が増えていませんか、昼間から飲んでいませんか、アルコールにも注意が必要です。飲むときの量を調整するよりは、飲まない日を作るほうが現実的です。週に2日は休肝日を作りましょう。

 

特定の食品やサプリメントでウイルスの感染を防ぐことはできません。栄養が足りなくても、逆にとり過ぎても、免疫力の低下につながります。食事だけでなく、運動、十分な睡眠といった生活スタイルを見直し、免疫力を高めて感染を防ぎましょう。