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アレルギー

[2017.05.07]

アレルギーはイメージで言うと、体に合わない物質が自分の体に触れたり、食べたりしてしまい体調が悪くなってしまう状態と考えてもらうと良いと思います。

すぎ花粉が目や鼻に触れると、痒くなったり鼻水が出て体調不良となります。これがすぎに対するアレルギーです。牛乳を飲んで下痢や嘔吐、蕁麻疹などが出て体調不良になります。これが牛乳に対するアレルギーです。

アレルギー症状が出ると集中力をそいだり痒みに悩まされたりと、日々の生活の質を落としますのでしっかりとした治療が必要です。

一般的な対処法としては、花粉症であればマスクや眼鏡、抗アレルギー剤の内服や点鼻薬、点眼薬で対処します。他に、舌下免疫療法という治療法もあります。舌の裏にアレルギー物質を毎日少量ずつ触れさせていき体を慣らせていく治療法です。日本では、杉とダニに対する舌下免疫療法が行えます。長期間の治療が必要ですが、完全に症状がなくなる方もいますので、一度トライしてみてもいいかもしれません。

舌下免疫療法が行えるかは、杉もしくはダニにアレルギーが血液もしくは皮膚検査で確認できた方になります。

当院では、血液でアレルギーの有無を調べる特異的IgE検査もしくは、皮膚に少量のアレルギー物質を入れて調べるスクラッチテスト(こちらは6月からの予定)を行って検査を行います。

特異的IgEは多くのアレルギー物質を調べることができる反面、結果で陽性が出たとしても必ずしもその物質にアレルギーがあるとは言えないことです(特異度が低いといいます)。スクラッチテストは反応が出ればほぼ間違いなく、また、見た目で皮膚が膨らみ赤くなりますのでわかりやすいです。問題点は抗アレルギー薬を内服していると反応が弱くなり陽性とならないことがあることと、多くの種類を調べられないことです。

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