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プリン体

[2017.06.28]

ビールの表示で見かける「プリン体」

プリン体の過剰摂取は、高尿酸血症や痛風を引き起こすと言われており、
プリン体を控えている方もいるのではないでしょうか。

プリン体と言うとビールが特別に多いと思われている方もいるかもしれませんが、
ビール以外にもプリン体を多く含む食品がありますので紹介したいと思います。

食品100gに含まれるプリン体の量
レバー類(200〜320mg)
白子(300mg)
えび(200〜270mg)
イワシの干物(300mg)
アジの干物(250mg)
カツオ(210mg)

缶ビール1本(350ml)に含まれるプリン体の量は約12~24mgです。上記の食品と比べると少なく見えるかもしれませんが、アルコールは尿酸の産生を促し、排泄を抑制するため見た目の数値以上に尿酸値が上がりやすくなります。

ビール以外のアルコールも当然同じ作用がありますので、アルコールの過剰摂取には注意が必要です。

アルコールを飲むとおつまみで上記の食品をとることが多く、ついつい食べ過ぎてしまうこともあります。
痛風にならないようにするためには、原因であるプリン体の摂取を適量に抑えること(プリン体の摂取は「1日あたり400mgまで」が目安)が必要ですが、プリン体はほぼ全ての食品に含まれているため、摂取しないようにすることはできません。
そのため食事の方法に注意が必要です。

☆プリン体の多い食品を食べる時は少量を楽しむ程度に
☆食事はゆっくりよく噛んで(腹八分目を心がけましょう)
☆尿酸の排出を助ける野菜やきのこ、海藻類を積極的にとりましょう
☆尿酸の排出を助ける牛乳や乳製品を適正量とる(牛乳なら1日200ml程度、飲み過ぎには注意!)

暑くなり、ビールが美味しい季節がやってきますが、
これらのことを頭の片隅に置きつつ暑い季節を乗り切りましょう。

 

管理栄養士 大上

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