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医療情報

[2017.11.26]

先日、スタッフと話していた時に、患者さんの医療情報の収集源が何かという話になりました。そこで、「インターネットか週刊誌ですよ。」と言われて愕然としました。本業の医者からではなく、週刊誌であることに驚きを感じたことと同時に、医療者側からの情報発信不足を感じました。医者の仕事は、病気を治すことではありますが、病気の情報を正確に発信する義務もあると考えます。

この情報発信不足にはいくつか原因があると思いますが、診察時の説明時間と医学用語の壁が問題の一因ではないかと考えます。

普段の診療では、できるだけ時間をかけて病気の説明をするようにしていますが、それでもやはり日ごろから時間不足を感じています。

医学用語については、医者の立場で言うと、病気の説明をするときに気を付けても医学用語は無意識に出てしまいます。また医学用語なしで、完全に病気の説明するのも割りと難しいです。

患者さんの立場からすると、喘息や睡眠時無呼吸症候群、気管支炎など聞いたことがある言葉はわかっても、好酸球性肺炎や肺アスペルギルス症、びまん性肺疾患など普段聞きなれない医学用語や病名が会話に入ってくると、一気に内容が難しいと感じるようになると思います。

その他の要因も相まって、医療情報として不確かなインターネットや週刊誌に情報を求めるようになるのではないかと考えます。

このブログは、出来るだけ正確な医療情報を、わかりやすく発信していく方法の一つとして考えております。

病気の理解、言葉の理解が最終的に病気にならない、病気が悪くならない(民間療法に走らない)方法です。今後もこのブログを通して、情報発信していきたいと考えております。

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