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日本紅斑熱

[2017.06.25]

梅雨の時期が過ぎれば、海や山に出かけらることが多くなると思います。その時に気を付けてほしいのがマダニを介して感染する病気です。

マダニは体内に様々な病原体を保有しており、マダニに刺されるとその病原体が人の血液に入り様々な病気を引き起こします。

マダニに刺されてリケッチアという微生物が人の体内に入ると、日本紅斑熱を発症します。症状は、皮疹、発熱、倦怠感などで時に重症化します。山などに出かける機会の増える夏場にかけて診断される例が多くなります。三重県南部で勤務していた頃は、診断例が多く医者も疑っているため診断されやすいですが、都心部など発生件数が少ない地域での診断はかなり難しいと考えます。

もし、山などに出かけて数日ほどして上記の症状が出てきた場合には、医師にそのことを告げることで診断される可能性が高くなると思います。

最近では、マダニを介して起こる病気として、日本紅斑熱以外に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という病気もあり注意が必要です。

病気の治療は難しいので、マダニに刺されないようにすることが重要です。マダニは山や草むらに生息しています。刺されないように出来るだけ皮膚は露出しないようにしましょう。自分自身、山や川に行くときは薄い長袖シャツに長ズボン、長靴を使用し首にはタオルを巻いてダニに刺されないよう注意しています。

厚生労働省等でマダニ対策について説明しているサイトがありますので参考にして下さい。もし、マダニに刺された場合は、無理に外そうとせず、皮膚科等で取り除いてもらうようにしてください。

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