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脳卒中

[2017.08.03]

脳卒中は良く耳にする言葉と思いますが、いくつかの病気が合わさった言葉ということをご存知ですか。

脳卒中には大きく3つ病気があり、脳の血管が詰まる脳梗塞と、脳の中の血管が破れて発症する脳出血、脳の表面の血管が破れて発症するくも膜下出血があります。つまり脳卒中は、脳の血管が詰まるか破れるかして起きる病気全体を合わせた言葉というわけです。

いずれの病気も脳へのダメージを起こし、様々な体の障害を起こします。具体的な症状としては、脳梗塞と脳出血では、体の右側もしくは左側だけ急に動かしにくくなったり、言葉が出なくなったりする(失語といいます)ことがあります。部分的な症状ですので巣症状といいます。くも膜下出血の場合は、麻痺などの巣症状より意識障害や頭痛(バットで殴られたような頭痛と表現されます)で発症します。

脳卒中を発症すると麻痺症状などを残す可能性が高いため、病気を発症しないようにすることが肝心です。以下に病気を引き起こす原因となるものを述べていきます。

脳卒中は、①高血圧、②糖尿病、③心房細動、④脂質異常症、⑤喫煙等があると危険性が増えるといわれいます。これらを医学的に危険因子(リスクファクター)と呼びます。糖尿病と脂質異常症は血液検査でわかります。高血圧は、血圧測定、心房細動は心電図検査でそれぞれ病気があるか知ることができますので、ご自身に当てはまるものがないか一度確認してみてください。

危険因子は当てはまる数が増えるほど脳卒中を引き起こしやすくなりますので、いくつか当てはまる方は一つでも減らす努力が必要です。

高血圧症、糖尿病は内服治療に加えて、食事療法(減塩など)と運動療法を併用するとのがとても効果的です。日々の生活から脳卒中の予防を行っていきましょう。

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