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血圧測定

[2017.01.12]

高血圧は、心筋梗塞、心不全、脳卒中、動脈硬化、腎硬化症など上げればきりがなく、いずれも厄介な病気を引き起こす原因となりますので、当クリニックでは力を入れて治療にあたっていきたい病気の一つとなっています。今回は、血圧測定に関する情報をお伝えしますが、Q&A形式でやってみようと思います。答えは、2014年の高血圧治療ガイドラインに基づいています。

Q1:血圧を測る回数は何回でしょうか。

A1:原則2回で、その平均値を血圧値とします。めんどくさい場合は、1回でもいいです。毎日測ることが重要です。

Q2:血圧は1日に何回、どのように測るのがよいでしょうか。

A2:朝と晩の1日2回が推奨されています。朝起きてトイレに行った後。朝の薬を飲む前かつ食事前に、椅子に座って何度か深呼吸した後に測って下さい。晩は、寝る前に同じように、椅子に座って安静にした後、測定してください。結局は、リラックスして測って下さい、ということになります。

Q3:血圧計は腕や手首で測るタイプなどたくさん種類がありますが、どのタイプがよいでしょうか。

A3:上腕(二の腕)で測るタイプが推奨されています。手首で測るタイプは簡便ですが、不正確になることが多く、指用は不正確と言われています。

追加で:上腕タイプで腕に巻いて圧迫するバンドをカフといいます。カフは心臓の高さで維持してくださいとガイドラインであります。でも心臓って見えませんよね。大体乳頭の高さになりますので、そこら辺の高さに維持できるようにしてください。肘はテーブルの上などに置いて、絶対に力こぶなどできないようにしてくださいね。

Q4:家で測る家庭血圧と、診察室で測る診察室血圧、どちらが重要でしょうか。

A4:家庭血圧が重要と考えられています。高血圧治療中の患者さんには、家庭血圧の重要性を説明しています。血圧手帳などで日々の家庭血圧を記録してもらい、その結果に基づき血圧治療薬の調節等を行っています。

血圧は身近で、しっかりとコントロールすることで重大な病気を予防することができます。今後も、血圧については情報発信を行っていきたいと考えています。

豊中市 呼吸器内科・糖尿病内科・内科 さとみ内科クリニック

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