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暑さに負けない水分補給

[2020.08.04]

こんにちは。管理栄養士の津留です。

だんだんと暑さが厳しい季節になってきました。体に疲れを溜めないために、食事と休養をしっかりとるようにしましょう。特に水分補給は熱中症や脳梗塞、心筋梗塞、便秘などを予防するためにも重要です。

今回は、効果的な水分補給の方法についてご紹介します。

 

  • 水分はどれくらいとればいいの?

 1日に体から失われる水分量は約2.5ℓです。失われた水分は食事など(体内で作られる水を含む)から約1.3ℓ、飲み物から約1.2ℓ摂取することが必要です。特に夏は気温が高く、よく汗をかくので、それに見合う水分補給が必要となります。汗の量は個人差もありますが、飲み物では1.5~2ℓ程度補給できるとよいでしょう。

※腎疾患や心疾患などで水分を制限されている方は、主治医の指示に従って下さい。

 

  • 水分をとるタイミングは?

 水分が不足しやすい起床時、就寝時、入浴や運動の前後、飲酒時などはできるだけ水分をとるようにしましょう。

 

  • 水分はどのようにとると効果的?

 水分をとるときのポイントは、コップ1杯程度の水を少しずつゆっくり飲むことです。一度にたくさんの水分をとると、腸で十分に吸収されなかったり、胃に負担がかかることがあります。

 

  • 飲み物の種類は?

 基本的には水やお茶がおすすめです。激しい運動をしたり暑さでたくさん汗をかいた時には、スポーツ飲料のように糖分やミネラルが入ったものがよいでしょう。スポーツ飲料は水よりも体液に近いために早く吸収されます。ただし、飲み過ぎは禁物です。糖質が入っている分エネルギーが高いので、水代わりに飲むことは避けましょう。コーヒーやアルコールには利尿作用があります。たくさん飲んでしまうと、飲んだ以上に尿として排泄されてしまいますので、とり過ぎないように気を付けましょう。

 

  • 規則正しく食事をしよう!

 私たちは水分補給というとつい“水を飲むこと”を想像しがちですが、普段の食事からも水分を約1ℓとることができますので、1日3食きちんと食事をとりましょう。特に野菜には、水分の他に汗で失うビタミンやミネラルもたっぷり含んでいます。積極的にとるとよいでしょう。

 

 

この時期、なんとなく体調が悪かったり、夏バテしたり、疲れやすかったりする方はいらっしゃいませんか?実は体が渇いているせいかもしれません。また、新型コロナウイルスの影響で暑い中でもマスクを着けることにより、体内に熱がこもりやすくなったり、喉の渇きを感じづらくなったりと熱中症のリスクが例年より高まると言われています。効果的な水分補給の方法を実践し、健康でうるおいのある毎日を目指しましょう。

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