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咳が続く

咳のことを医学用語で咳嗽(がいそう)といいます。

長引く咳の原因は、大きく3つあります。風邪をひいて治ったあとも、咳だけが続く感染後咳嗽、喘息の前段階で、症状が咳だけの咳喘息、胃酸が胃から食道の方に逆流して起こる逆流性食道炎による咳嗽が主な咳の原因です。他には、百日咳、マイコプラズマ肺炎、肺結核が呼吸器の病気として考えられます。副鼻腔炎で発生した鼻汁が、鼻の後ろから喉の方に流れて(後鼻漏といいます)発生する咳も診療ではよく見かけます。

咳で受診される患者様には、問診で疑う病気を絞ります。聴診で胸の音を聞き、気道狭窄音があった場合には、気管支喘息の可能性が高いです。他の病気の場合は、一般的な検査で引っかからないことが多く、実際に薬を使ってみて、その効果で病気を診断する診断的治療という方法を使うことが多いです。

当院では、胸部レントゲン検査で肺結核や肺炎がないかを確認し、呼吸機能検査で喘息の変化がないかを確認します。必要であれば、CTを他院に依頼することもあります。

最近出てきた検査機器でモストグラフという検査があります。これが、咳喘息かどうかを判断するのに割と役立つ印象ですので、必要な方には検査をお勧めすることがあります。

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