栄養素のはなし その① 〜炭水化物〜
今日は6大栄養素の一つ「炭水化物」についてお話ししたいと思います。
炭水化物はご飯、パン、スパゲティ、うどんなど主食となる食品に多く含まれます。
炭水化物は体内でブドウ糖に分解されて、体を動かすために必要な即効性のあるエネルギー源となります。また、炭水化物は脳のエネルギー源でもあり、頭を動かすためにも重要な栄養素です。
最近では「低糖質ダイエット」が流行し、主食を抜く人がいますが、炭水化物を抜くと、脳や筋肉がエネルギー不足となり、集中力の低下や体のだるさの原因となり、栄養士としては炭水化物(主食)を抜くことには賛成できません。
このように炭水化物は必要な栄養素ですが、食べ過ぎてしまうと肥満につながりますので食べる量には注意が必要です。
まず、お茶碗を確認してみてください。自分の両手で包める程度の大きさがちょうどの大きさです。そのお茶碗に軽くご飯1杯を1食分の目安にしてください。
意外な落とし穴として、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃも炭水化物と同じグループに含まれます。スーパーでは芋類は野菜コーナーにありますが、栄養素の分類では炭水化物ですので、ポテトサラダを野菜と思って食べている方は注意してみてくださいね。
管理栄養士 大上