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脊髄損傷

[2017.08.31]

今日は、日常に潜む危険の一つで、最近増えているかもしれない事故についてご報告します。

体を動かすためには、脳からの指令を全身に伝えなければなりません。その指令を伝える重要な役割を持っているのが脊髄(せきずい)という神経になります。脊髄は頭から首の後ろの方を通り腰までつながっています。重要な役割を持っていますので、背骨の中を通って簡単に傷つかないよう保護されています。その脊髄が、事故などで傷つけられると脊髄損傷を引き起こします。

脊髄損傷はその損傷部位が悪ければ、脳からの指令を全身に伝えることができなくなり、手足が動かせなくなります。他にも同時に様々な障害を引き起こします。

今回知っていただきたいことは、この脊髄損傷が自転車(特にロードバイク)で引き起こされることです。ロードバイクは通勤でも使用されるシーンを目にしますが、タイヤの細さや軽量設計からスピードが出やすく、縁石などのちょっとした段差で大きく転倒する危険性があります。この転倒時に脊髄損傷を引き起こすのです。残念ながら、今の医療ではこの脊髄損傷を治して社会復帰することは困難を極めますので、そうならないように注意することしかありません。

危険性を知った上で、安全にロードバイクを使用して頂けますと幸いです。

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