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虫歯と食生活

[2019.06.04]

こんにちは。管理栄養士の津留です。

食べ物を食べるのに歯の健康はとても大切です。6月4日は6(む)4(し)にちなんで「虫歯予防の日」です。6月4~10日は「歯と口の健康週間」とされています。健康な歯の維持には歯磨きなどのケアだけではなく、正しい食生活も重要です。

<虫歯を防ぐ食べ方>

○ダラダラ食べない

 食べ物を絶え間なく口に入れると、歯の表面が酸性の状態のままになるため虫歯になりやすく、口の中が中性に戻るまでに30分くらいかかると言われています。そのため、食べる量と時間を決めることで食べ過ぎも防ぐことができます。

※食べ物や飲み物を口にした直後は口の中が酸性に傾き、その状態で歯磨きをすると歯のエナメル質(表面部分)が溶けやすくなってしまい、歯を傷つけてしまいます。歯磨きは食後30分経ってから行いましょう。

○よく噛んで食べる

 よく噛むことで唾液の分泌量が増えます。唾液には消化を助ける働き、歯を再石灰化(修復)する働きがあり、初期の虫歯は唾液による再石灰現象により自然に修復されます。また、よく噛むことで満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐことができます。

<虫歯を防ぐ効果のある食べ物>

○食物繊維を多く含む物

 野菜や果物は食べかすが歯に付着しにくく、噛む回数が増えるため、歯や顎を強くします。さらに唾液の分泌量を増やし、虫歯を予防します。

○カテキンを含む物

 カテキンは虫歯菌を歯に付着しにくくするため、虫歯菌の増殖を抑えます。緑茶や番茶、紅茶に多く含まれるので、食後に口に含ませると効果的です。

 このように、虫歯を防ぐことは正しい食生活を送ることにつながります。虫歯を防ぐ食べ方や食べ物には、肥満予防だけではなく、コレステロールを下げる作用、血糖の上昇を抑える作用などもあり、全身の健康にもつながります。

「口は健康の入り口」正しい食生活を送り、80歳になっても20本以上自分の歯を保つことを目指しましょう。

 

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