こんにちは、管理栄養士の大上です。

日中の気温が上がり始めそろそろ夏に向けた準備が必要ですね。
薄着になる季節に向け、緩んだ体を絞りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

そこでみなさん「ベジファースト」って言葉を聞いたことはありますか？
「ベジファースト」とは食事を摂る時にまず最初に野菜から食べることを言います。
食事内容が同じなら食べる順番なんて関係ないと思うかもしれませんが、
同じ食事内容でも食べる順番によって血糖値の上がり方が変わってくるのです。
野菜（海藻、きのこ）に含まれる食物繊維を先に食べることで、次に食べる糖質、脂質、コレステロールの消化吸収を遅らせることができると言われています。

「ベジファースト」の具体的な方法は、食物繊維を多く含む野菜、きのこ類、海藻類を先に食べてから、次に肉や魚、最後にごはんやパンなどの炭水化物（糖質）を食べるといった具合です。
「三角食べ」などご飯を基本におかずや汁物をまんべんなく食べる習慣のある日本人にとって「ベジファースト」は抵抗があるかもしれません。その時はいきなりご飯（糖質）を食べるのではなく、最初の数口だけでも野菜を食べることから始めてみてはいかがでしょうか。