喘息コントロール
喘息の症状が出現したときに、即効性のあるメプチンやサルタノールといった吸入薬を使用するとすぐに喘息の症状が良くなります。そのため、喘息患者さんの中には、それらの薬でコントロールができていると思われている方がいらっしゃいます。
しかし、喘息の治療が本当にうまくいっている場合は、それらの薬を使用する必要はありません。また、そういった薬剤を使用しないでいいように喘息コントロールすることが医師には求められています。
喘息のコントロール状況を確認する方法として、喘息コントロールテスト(ACT(アクト))があります。日常生活の症状を質問形式で確認、点数化し、その合計点で判定します。ネット上で、その場で点数をつけることができます。簡単ですので一度されてみてはいかがでしょうか。
もし点数が低い場合、以前にも書きましたが、実は吸入薬がうまく使用できていないということがあります。吸うタイミングが合っていない、吸う力が足りていない、薬がうまく充填されていないなど、他にも色々あります。喘息コントロールが上手くいくためには、吸入が上手くできるのが絶対条件です。吸入方法がわからないなどありましたら、いつでもご相談ください。しっかり吸入を行い喘息症状のない生活を目指しましょう!