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~食品を賢く選ぶ・エネルギー編~

[2019.08.10]

こんにちは。管理栄養士の福谷です。
今回は食品を賢く選ぶ・ステップ2としてエネルギーの話をします。
「カロリーゼロ」「ノンカロリー」「カロリーオフ」…と記してある商品があります。
カロリー数を気にする方は、このような食品を手にすることが多いのでは?
「ゼロ」と記してあると、エネルギーは無いように思われがちですが、実は全く入っていないというわけではありません。
これらのエネルギー表示のルールは次の通りです。

  食品100g当たり5㎉未満
       (液状食品100ml当たり5㎉未満)     

 →含まない旨の表示可能
         無、ゼロ、ノン、フリー、レスなどの表記 

食品100g当たり40㎉以下
       (液状食品100ml当たり20㎉以下)

  →低い旨の表示可可能
   低、控えめ、少、ライト、ダイエット、オフなどの表記

エネルギーは「食品成分表」に記されています。(2019.7参照)そのエネルギー量が上記ルールに当てはまれば「ゼロ」や「オフ」などの表示ができます。

微量に思いますが、気を付けて欲しいのは「食品100g(液状食品100㎖)あたり」という基準。ペットボトルのジュースでカロリーオフと表記されていても容量500㎖であれば100㎉ある可能性があるのです。カロリーオフだからといって1日に3本飲んでしまうとそれだけで300㎉です。

 300㎉はコンビニの塩おにぎりで2個、食パン6枚切りで2枚、ポテトチップで1/2袋、普通のコーラ350㎖缶で2缶程度に相当します。かなりの量になります。
300㎉を運動で消費しようとすれば、軽い散歩で90分前後、汗をかく位のウォーキングで75分前後、息が弾む位のジョギングで45分前後。
頑張らないとならない運動量です。(2018.4.6運動の消費カロリー参照)

商品ラベルにある「栄養成分表示」に「0(ゼロ)」とあっても、エネルギーはあるかもしれない・・・そう思って過信することなく賢く利用してくださいね。

 

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